指導主事はどんな力をつけるべきか
徳田です。
波戸先生、いろいろとメールをくださりありがとうございます。
私自身、最近モアメーリングでの投稿が途絶えておりまして、
申し訳なく思っております。
さて、波戸先生から以下のコメントをいただきました。
> さて、話を戻しますが、
> 徳田先生と○○小学校の○○の研究公開に参加したと
きに話題になったことで、大
> 変興味をもったのが次のことです。
>
> 指導主事の話(内容・話し方)
>
> 授業研究の指導主事の話
> 全体会での指導主事の話
> どれもダメでした。何を言っているのかさっぱりわかりません
でした。
> 正直に言って、「力がないなあ。」「勉強不足だなあ。」と思い
ました。
> (私よりは遙かに力はあるのでしょうけれど)
> 徳田先生いわく、
> 「指導主事は何をどう話すべきかを研究しませんか」
> これはおもしろいなあと思いました。
> ちなみに私や徳田先生は管理職になるつもりはありませんか
ら、私たちにはたいして
> 意味のあることではないのです。
> しかし、研究してみたいと思いました。
> これからいろいろ場で、授業や研究について意見をもとめられ
ることがあると思うか
> らです。
>
> 徳田先生がその時思いついたことは、
> ・授業研究の仕方を指導すること。
> 「司会者は復唱しないなど司会の役割」「質問するときは、一
人に付き一回」
> 「質問の仕方は、質問の意図・自分なりの考え(案)を述べて
後に言う」
> 等々
> ・最新の有益な情報を提供すること。
> ・意見の分かれた事柄については、模擬授業形式で参加者に
賛否を問い、自らの考え
> を述べること。(もちろん参加者からの反論の場を設ける)
> などです。
> その場で次々の答える徳田先生はすごいなあと思いました。
> 考えている内に、
> 徳田先生、あなたが指導主事をされたらどうですかと思わず言
いそうになりました。
> 彼はそれだけの力を持っていますから。冗談ではありません。
> まあ、いろいろと考えてみると、本物の指導主事になるにはか
なりの修業を積まない
> とだめですね。
波戸先生のおっしゃる通りで、指導主事の先生の言う「指導助言」
のつまらないこと、つまらないこと・・・・。
とにかく「有益な情報を得よう」「少しでも学ぼう」と思っている私にと
っては、本当に「つまらない」話の連続でした。
>
私自身、指導主事という立場だったら、以下のことが語れないとい
けないと思っています。
1 「授業論」
2 「学級づくり論」
3 以下の基本的方向やそのポイント
(1) 授業づくりの仕方
(2) 教材研究・教材開発の仕方
(3) 授業研究の仕方
(4) これからの教育について
4 有益な教育情報
5 国や県などの教育施策
6 各国の教育事情・教育施策等
7 その他
例えば、1の「授業論」については、次のようなことがコメントできないと
いけないと思っています。
1 個々の「授業行為」「指導言(発問・指示・説明等)」レベルのコメント
2 1時間の「授業の組み立て」レベルのコメント
3 一単元の「単元の組み立て」レベルのコメント
4 「なぜその単元が子どもたちにとって大事なのか・必要なのか」という
単元選定・教材開発レベルのコメント
5 「どのような教育が大事なのか・必要なのか」という教育課題・教育の
行い方レベルのコメント
特に、1のコメントは、授業検討会では1番欲しいコメントです。
「こう言ったが、このような学習活動を仕組んでいたが、こういった意味で
よかった。こういった意味でよくなかった。」
「こういう理由で、このような指導言・授業行為の方がよかったのではない
か。
例えば、私だったら、このような指導言・授業行為をする。理由はこうこ
うだから・・・・。」
このような型のコメントが欲しいところです。